ネッテラー(NETELLER)は2020年4月に日本から撤退した決済手段を運営する海外の会社及びサービスです。
今回撤退こそしたものの、サービスの再開実績を持っていることから、今後再び日本でのサービス再開を想定し、その内容を紹介します。
これを読めばきっと、海外で定評のある決済手段、ネッテラーについて知ることができるのではないでしょうか。
それではネッテラーについて紹介していきましょう。
そもそもネッテラーとは
ネッテラーはイギリスの電子決済を行う企業であり、ネットカジノでも利用されることが多いサービスです。
主に欧州でのシェアが高く、その実績から日本に進出して海外のFX決済をはじめ、ネットカジノでも決済手段として広く利用されました。
しかし、2016年に既存のクレジットカード会社の圧力を受けて、欧州以外のほとんどの拠点を失い、日本からも同年のうちに撤退したのです。
これがあまりに急だったため日本でも一部のユーザーを混乱させてしまい、大変な影響を与えたこともあります。
そんなネッテラーですが、2018年に体制を整えて日本に再上陸を果たしました。
その時の再上陸は単独での試みではなくイギリスのロンドンに拠点を置く、同国の大手オンライン決済会社の傘下となり、その支援を受けての試みです。
この大手オンライン決済会社の名前はPaysafe(ペイセーフ)、現在はブラックストーングループとCVCキャピタルパートナーズの投資グループに買収されるまではロンドン証券取引所の上場企業だった大企業です。
この大企業の支援によって、ネッテラーは力強く復活しVISAをはじめとするクレジットカードの対応を果たしています。
さらに日本円のスムーズな送金を可能にするなどパワーアップしました。
ただそんなネッテラーも、従来とは異なり関東財務局に登録を行って通常の送金業務に力を入れるという変化をしていたのです。
そのため、今まで自由に利用できたオンラインカジノやブックメーカーへの対応が後ろ向きになりました。
この二つで多くの支持を受けていただけに、この措置の影響は大きく2020年の撤退という結果につながったのです。
ネッテラーの特徴を一挙紹介
ネッテラーの特徴は、仮想通貨の売買・送金や両替に対応、高い信頼性、日本円でも入金可能、Net+カードが便利というものです。
現在は徹底しているため日本円の入金やカード利用はできませんが、特徴的なサービスだったため紹介します。
仮想通貨の売買を始め、送金や両替に対応しているのは大きな特徴です。
確かに決済サービスで仮想通貨に対応しているところはあります。
しかし、ビットコインやせいぜいイーサリアムと言ったところが現状でした。
ネッテラーはビットコインキャッシュやライトコインなど、それらに次ぐ規模の仮想通貨も対応しているので、自由度は高いのが特徴です。
さらにこの仮想通貨を送金したり、日本円や米ドルなどの法定通貨に両替できると言う非常に仮想通貨と親和性の高い決済サービスと言えます。
高い信頼性
多くの同業サービスに比べ、バックにロンドン証券取引所に上場していた大手企業があるというのは大きなアドバンテージです。
撤退こそしてしまいましたが、このバックグラウンドはネッテラーらしい長所として挙げられます。
日本円での入金も可能
多くの決済サービスは、クレジットカードの入金が主ですが、ネッテラーは日本法人が日本の金融機関に口座を持っていました。
そのため振り込みという形で入金できる敷居の低いサービスを展開していたのです。
Net+カードの存在
このカードを持っていれば出金が気軽にでき、日本全国のATMで日本の金融機関のような感覚で出金が可能だったのです。
これだけ日本での決済の親和性が高かっただけに再開が望まれます。
再開に向けてネッテラーの登録の紹介
ネッテラーは一度撤退し再上陸しています。
そのため、登録方法について知っておくことは、将来くるかもしれない再々上陸に備えることができるのです。
そんなネッテラーの登録は、サイトにアクセスし口座開設を選択します。
そして個人情報を入力したらIDが取得できるのでこれで完了です。
ただし、実際に使うには本人情報の確認手続きが必要になります。
これは、質問に応えていき住所確認や本人確認の手続きを行うことです。
(免許証やマイナンバーカードの提示など銀行の口座開設のような手続き)
これが終わった後に送金できます。
必要に応じて二段階認証も出来るので利用するのがオススメです。
再開やオンラインカジノ対応に期待
ネッテラーは現在日本在住の場合、利用はできません。
しかし、一度撤退して再び上陸していることから、業績の状況によっては再びやってくる可能性があります。
ネッテラーは日本円との相性も良いので、実は他の決済サービスよりも使いやすかったという側面も見られました。
今後再び上陸しオンランカジノでの決済対応ができれば、かなり便利なサービスになることは間違いありません。